マルタの国民性は明るく親切で、ヨーロッパのなかでは治安の良さで知られています。
小さい島ながら観光箇所はたくさんあり楽しみかたも多彩です。
　おだやかな自然、中世の騎士たちの歴史と文化、気軽なマリン・スポーツ、マルタ料理、豪華なホテルからサマーハウスまで短期、長期に応じた滞在・・・。
　この国には首都ヴァレッタといくつかの巨石神殿が世界遺産に認定されています。
　まずはさっと、次にじっくりと時間を費やしてください。

　1565年　マルタがトルコ軍に包囲され攻撃を受けた後、フランス人の騎士団長ジャン・パリゾ・ド・ラ・ヴァレットにより建設された城塞都市で、町の名も彼の名から由来しています。
　碁盤の目のような街路に沿って立ち並ぶ建物は全てマルタストーン造られています。
主な観光スポットは次の所ですが、町のあちこちに歴史が刻まれた建物、地中海を望む展望デッキも数多くあります。

　聖ヨハネに捧げられた元騎士団の修道院で、芸術的にも重要なマルタの歴史的名所。

　1731年に宮廷劇場として建築されたもので、再建されて当時の豪華さを見ることができます。ヨーロッパで３番目に古い劇場です。

　マルタの歴史を映像で紹介しています。日本語もあります。子供達も学校から引率されて見学しています。

　聖ヨハネ騎士団の病院として、当時（12世紀）では高度の医療技術を持っていました。

　スリーマはフェリー乗り場を中心にみやげ物屋がならんでおり観光客の楽しい場所。隣のセントジュリアンは入り江に面してレストランが軒を連ね、夜になるとマルタ人、観光客がマルタ料理やイタリアン、中華など多彩な料理を楽しんでとても活気のある魅力的なスポットです。

　聖ヨハネ騎士団が来島以前、マルタの首都として栄えたが、新しい町ヴァレッタに対し「オールドシティ」と言われ、その静寂さから「沈黙の町」とも呼ばれています。

　聖ヨハネ騎士団はヴィットリオーザ、セングリア、コスピークワの３つの町をぐるりと城塞化して、騎士団にふさわしい居城としました。

　巨石神殿はその数３０基といわれストーンサークルやギザのピラミッドよりも古い、おそらく最古の建造物ではないかといわれているのがタハージュラ神殿やスコルバ神殿です。

　ハジャーイム神殿は紀元前３８００年頃のもので、マルタのヴィーナスと呼ばれる石の女神像が出土されています。

ハジャーイム神殿

　人口２万６千人。
　 リプソの島　ゴゾはマルタ島の姉妹島でマルタの北西６Kmにあり、フェリーで30分で行きます。ゴゾではその素朴さが大きな魅力となって旅行者をひきつけます。

　ゴゾ島民が侵略からの避難場所としてありましたが、１５６５年のグレートシージの戦いに勝利した騎士団が、このチタデルをゴゾ島の要塞として今日のような強固なものにしました。

大聖堂

　紀元前3600年頃の巨石神殿の遺跡。2つの部分に分かれており豊穣を祈り生贄を捧げた儀式が行われたと見られています。
世界文化遺産の一つです。

　ゴゾ島を代表する観光名所であったアズール・ウィンドウのアーチ状の岩は、2017年3月8日、強風と高波により崩壊してしまいました。（※写真はアーチが健在の頃のものです）

　教会を取り壊す騒動が起きた時にマリア様のお告げを聞いたとか、信者の病気を治したなどの言い伝えがあり、礼拝堂の後ろには信者の感謝の物品が飾られています。ヨハネパウロ２世が訪問した事でも有名です。